GMT で FEM のメッシュ図・コンター図・ベクトル図を作成した事例です. GMTでFEMのメッシュ図を作成することは前からやってみたかったのですが,なかなか方法が思いつきませんでした. しかし今朝(2012.07.08)急に思いついて試してみたところ,なかかかいい感じです. 材料物性の同じ要素毎に「>」で区切ったデータファイルを作成し,これを境界を描きながら同じ色で塗りつぶすことを繰り返すことにより,メッシュ図を作成しています. コンター図は昨日アップしたものをプログラム化しただけです.
メッシュプロット用データファイルのサンプルを以下に示します.これは四角形要素用なので4つの節点座標を連続して入力し,「>」で区切っています.塗りつぶすので,閉じたデータにはしていません.
> 32.339001 1.9730000 33.344002 1.9720000 33.476002 2.9570000 32.456001 2.9579999 > 33.476002 2.9570000 33.542000 3.9400001 32.530998 3.9430001 32.456001 2.9579999 > ・・・・・・ > 32.530998 3.9430001 31.535999 3.9449999 31.464001 2.9579999 32.456001 2.9579999 |
数値は,浸透流解析結果による圧力水頭と全水頭,要素平均流速です. 圧力水頭と全水頭のコンター線に加えて,圧力水頭値に着色してみました.水色の領域が飽和領域,薄い黄色の領域が不飽和領域です.流速ベクトル図でも水色の飽和領域と薄い黄色の不飽和領域を表現しています.
ファイル名 | 概要 |
---|---|
f90_GMTseep.txt | バッチファイル作成用f90プログラム |
bat_gmt_mesh.txt | 作図用バッチファイル(メッシュ図) |
bat_gmt_cont.txt | 作図用バッチファイル(コンター図) |
bat_gmt_vect.txt | 作図用バッチファイル(ベクトル図) |
fig_gmt_mesh.png | 作図事例(メッシュ図) |
fig_gmt_cont.png | 作図事例(コンター図) |
fig_gmt_vect.png | 作図事例(ベクトル図) |