01:2次元要素自動分割プログラム解説(pdf)
概要( pdf ファイル)
- 2次元有限要素法のための三角形要素自動分割プログラムおよび四角形要素自動分割プログラムの簡単な解説書です.
- プログラムは,谷口健男先生の著書「FEMのための要素自動分割 デローニー三角分割法の利用」記載の FORTRAN プログラムを Visual Basic に書き換えたものです.
- 解説書には,三角形要素・四角形要素の分割プログラムの解説と使用事例(ランダムに穴をあけた板の引張試験を模擬した解析事例)を紹介しています.
- 本プログラムは要素分割するのみですので,境界条件・荷重条件設定およびFEM解析プログラムは別途用意する必要があります.
解説書
02:三角形要素自動分割
概要(プログラム:vb3MESH)
- 2次元有限要素法のための三角形要素自動分割プログラムです.
- 谷口健男先生の著書「FEMのための要素自動分割 デローニー三角分割法の利用」記載の FORTRAN プログラムを Visual Basic に書き換えたものです.
- Form1 では入出力ファイルの指定と作図,Form2 で要素分割計算を実施しています.
- [Start] ボタンを押すと入力データファイル名と出力ファイル名を聞いてきますのでそれぞれ指定します.
- 正常に計算が完了すると要素図類が画面表示されます.
- 「節点図・要素図拡大比率」の右のTextBoxには節点図・要素図の拡大比率を整数で入れます(変数名:kpt).デフォルトは 1 ですが,要素が細かく数字が見にくい場合は値を 2 とか 3 に増加させます.これにより画面に描画される図の大きさは変わりませんが,数字が小さく表示されるので,拡大して確認します.
- 画像ファイルは png 形式であり,出力ファイル名に 0 をつけたものが要素図(節点・要素番号無し),出力ファイル名に 1 をつけたものが節点番号入り要素図,出力ファイル名に 2 をつけたものが要素番号入り要素図として,自動的に名前をつけて保存します.
- 節点番号は節点の右下,要素番号は要素中心に表示しています.
- 結果を画面表示し,一見うまく要素分割されているように見えても,要素面積が 0 以下となっている場合もあるため,全要素面積を再計算し,面積0以下の要素があれば「要素分割不良」の MessageBox を表示するようにしています.
- 解説の pdf には,三角形要素・四角形要素の分割プログラムの解説と使用事例(ランダムに穴をあけた板の引張試験を模擬した解析事例)を紹介しています.
- 本プログラムは要素分割するのみですので,境界条件・荷重条件設定および FEM 解析プログラムは別途用意する必要があります.
入出力事例
- 入出力事例では,直径 150 mmの円形領域を,円周方向を 72 分割した入力で総節点数 800 を指定した場合の事例を示しており,結果として 1526 要素の分割が得られています.
- 三角形要素で円形領域を分割する場合,領域内部に節点を指定する必要があるため,この事例では円形領域の中心に内部節点を設置しています.
- 円周方向の分割数が多くなると配列の大きさ「KCM(節点に集まる最大要素数)」の値が小さいとエラーとなるため,ここでは KCM=100 としています.
- 出力図は png 形式であり,節点図・要素図拡大比率は 2 としたものです.
使用コントロール
[Form1:]ToolStrip1,ToolStripButton1,ToolStripLabel1,ToolStripTextBox1,Label1〜6,PictureBox1,OpenFileDialog1,SaveFileDialog1.(Form2〜4ではコントロールは使用していない)
プログラムリスト
入出力事例
03:四角形要素自動分割
概要(プログラム:vb4MESH)
- 2次元有限要素法のための四角形要素自動分割プログラムです.
- 谷口健男先生の著書「FEMのための要素自動分割 デローニー三角分割法の利用」記載の FORTRAN プログラムを Visual Basic に書き換えたものです.
- 原典は,三角形要素生成・三角形要素から四角形要素への変換・生成された四角形要素の形状修正という3つのプログラムに分割されていますが,本プログラムでは Visual Basic の機能を用いて1つのプログラム(プロジェクト)で四角形要素分割までを行うようにしています.
- 具体的には,Form1 は入出力ファイルの指定と作図,Form2 で三角形要素生成,Form3 で三角形要素から四角形要素への変換,Form4 で生成された四角形要素の形状修正という過程をファイル出入力を通して連続して行うようにしています.
- [Start] ボタンを押すと入力データファイル名と出力ファイル名を聞いてきますのでそれぞれ指定します.
- 正常に計算が完了すると要素図類が画面表示されます.
- 「節点図・要素図拡大比率」の右の TextBox には節点図・要素図の拡大比率を整数で入れます(変数名: kpt ).デフォルトは 1 ですが,要素が細かく数字が見にくい場合は値を 2 とか 3 に増加させます.これにより画面に描画される図の大きさは変わりませんが,数字が小さく表示されるので,拡大して確認します.
- 画像ファイルは png 形式であり,出力ファイル名に 0 をつけたものが要素図(節点・要素番号無し),出力ファイル名に 1 をつけたものが節点番号入り要素図,出力ファイル名に 2 をつけたものが要素番号入り要素図として,自動的に名前をつけて保存します.
- 節点番号は節点の右下,要素番号は要素中心に表示しています.
- 四角形要素の場合もうまく要素分割できたと思っても要素面積が 0 以下となる場合があるので,その場合は「要素分割不良」の MessageBox を表示します.
- 入出力や適用事例は三角形要素自動分割の項の pdf 解説書を参照してください.
- 本プログラムは要素分割するのみですので,境界条件・荷重条件設定およびFEM解析プログラムは別途用意する必要があります.
入出力事例
- 入出力事例では,直径 150 mmの円形領域を,円周方向を 72 分割した入力で領域の格子間隔を delx=7.5 と指定した場合の事例を示しており,結果として節点数 1513,要素数 1440 の分割が得られています.
- 四角形要素では,領域内部に節点を指定する必要はありません.
- 円周方向の分割数が多くなると配列の大きさ「KCM(節点に集まる最大要素数)」の値が小さいとエラーとなるため,ここでは KCM=100 としています(Form2〜Form4まで).
- 出力図はpng形式であり,節点図・要素図拡大比率は2としたものです.
- 節点番号・要素番号のない要素図は拡大比率は 1 で固定です.
使用コントロール
[Form1:]ToolStrip1,ToolStripButton1,ToolStripLabel1,ToolStripTextBox1,Label1〜6,PictureBox1,OpenFileDialog1,SaveFileDialog1.( Form2〜4 ではコントロールは使用していない)
プログラムリスト
入出力事例